10月1日、義理の母が天に召されました。
お姑さんですが、22年間、今の家で苦楽を
共にしてきた相手です。
わたしにとっては、すっかり家族でした。

母はとても几帳面でキレイ好き。
旅立ちのあと、残された物の多さに愕然と
する遺族がほとんどだと聞きますが、母が
住んでいた空間はスッキリと片づいていま
した。
ズボラなわたしは息子たちの為にも、母を
見習わなくてはなりません(^^;

亡くなって、初めて知ったことがありま
した。義父・義母・夫・私が過去生でも
関わってきたということ。
わたしは自分の過去生も、仕事として
クライアントの過去生もみれますが、
義父や義母との過去生を意識したことは
ありませんでした。

葬儀の時、お経で瞑想状態になったの
でしょうね。フッと降りてきたのです。

タイでの過去生でした。
義父は、わたしの育ての親でした。
再婚した妻の連れ子だったわたし。
当時のわたしは「マニ」と呼ばれて
いました。

母親は育ての父と結婚して数年後に
亡くなった為、父は我が子のように
マニを大切に育ててくれました。
父は再婚はしませんでしたが、外に
恋人がいたようです。

マニは、父親と血の繋がりがない
ことをなんとなく知っていました。
子供の頃は父親としか思っていません
でしたが、16歳の時、育ての父への
恋愛感情に気づいてしまったのです。

ある日、育ての父と恋人らしき女性が
浜辺でイチャイチャとじゃれあう姿を
偶然目撃してしまいます。
マニは、父の恋人にめちゃくちゃ嫉妬
をして、家で父に詰め寄ります。
「あの人にしたことを私にもして!
お父さんが好きなの。男性として!」

父は驚き、困った顔で諭します。
「おまえのことは実の娘だと思っている。
そんなこと、できる訳がないじゃないか。
父さんは、おまえをこの家から嫁に出し
たいと思っている。わかっておくれ。」

父の大きな手で頭を撫でられた時、
今後もオンナとして見てもらえることは
ないと悟ったマニでした。

そのあと、マニに好意を寄せる男性が
現れます。近所に移り住んだ人でした。
告白された時、マニは男性に自分の思い
を打ち明けます。
育ての父を愛していること。けれども、
父は自分を娘以上には思ってくれずに
苦しんでいることを。

「わかったよ。話してくれて有難う。
お父さんを好きでいても構わない。
自分は二番目でいいから、一緒になって
もらえないか?」

その男性は、育ての親を愛しているマニ
を丸ごと引き受けるというのです!

マニは、男性の寛容さに心を打たれました。
そして数年経ったのちに、男性のプロポー
ズを受け入れるのでした。

ここまで読んで頂いて、勘の良いお方なら
気づかれたと思います。

育ての親が、今の義父。
「二番目でいい」と言った寛容な男性が
今の夫。
そして、驚いたことに、育ての父の恋人
だった女性が義母。
亡くなったお姑さんでした。( ; ゜Д゜)

お姑さんはなんと、恋敵だったんです(笑)
そのためか、私には無い良さを全て持って
いるような人でした。
「敵わないな… 」と心のどこかで思って
いた気がします。

今のわたしに、義父への恋愛感情は全く
ありませんが、初めて会った時から、
どことなく好きだった気がしています。
義母に対しては「大好きにはなれない
感覚」が確かにありましたね(^^;
もっと早くに過去生の影響だと気づいて
いれば良かったなぁ。

でも、気づきに遅すぎることはない。
母に感謝したいと思う。
良いところを見習っていきたい☆ミ

そして、残されたお舅さんを大好きな
カラオケに連れて行ってあげたい。
元気に長生きしてもらいたいと心から
願っている(*^^*)