劇団プレイバック縁joyの稽古がありま
した。11月、赤川小学校で行われる
いじめ防止授業に向けての稽古です。

プレイバックとはなんぞや?に関しては
9月12日のブログを読んで頂けたら…
と思いますm(_ _)m

今回は千代台の青年センター音楽室にて
行われました。
音楽室にはピアノがあったので、ミュー
ジシャンなおちゃんの技術と感性がより
輝きました(*^^*)

最後に、ストーリーを1本演じる時間が
あったので、私がテラー(語る人)となり
私のストーリーを縁joyのメンバーに
演じてもらいました。

小学生の頃のストーリーです。
私はうさぎを飼っていました。
ペットショップで選んだピーター
ラビットのようなうさぎでした。

その頃、私には仲良しのお友達が
いました。
彼女は私の家に遊びに来ては、
うさぎのピョンコを可愛がって
くれました。

けれど、ある時、私たちの共通の
お友達が私に告げ口をしたのです。
「MAKIちゃんの家に彼女が
遊びに行くのは【うさぎ目当て】
なんだよ!
だって、そう言ってたもん。」

ショックでした☆
彼女が毎日のように遊びに来る
理由は、私ではなくピョンコ
なのですから。

本来なら、彼女に確認するべき
でしょう。けれども、認められ
るのが怖くて、私は確認できな
かったのです。
そして、私は次の日から彼女と
口をきかなくなりました。
無視し続ける冷戦状態が2~3ヶ月
続いたのです。

子供だった私は、【仲の良い友達
に裏切られた】ことだけがショック
で、周りが見えていませんでした。

プレイバックでストーリーを演じて
もらって、初めて気づきました。

わたしは勝手に被害者面をしていま
したが、彼女にとってみたら、理由
も解らないまま、突然2~3ヶ月も
無視され続けたのです。
私はなんて意地悪だったんでしょう。

プレイバックって凄いなと改めて
思いました。
自分を客観的にみることで別な
側面が見えてくるのですから。

わたしは裏切られた被害者だと
思っていましたが、ある日突然
友達をシカトした、いじめの加害者
でもあったのです。

それから、わたしに告げ口をして
しまった友達ですが、彼女を私は
家に呼んでいなかったのです。
今思うと、その子も動物好きでした
から、羨ましかったのかもしれないし
面白くなかったのかもしれません。

私が無視し続けた彼女とは、3ヶ月後
くらいに話せるようになりましたが、
彼女に無視した理由を話す訳でもなく
謝った訳でもないので、わだかまりは
残りました。
私の心に「どうせ、うさぎ目当て
だったんでしょ!」という思いが
いつまでも消えなかった…という事
もあります。

私たち劇団 縁joyのメンバーは、
小学校のいじめ防止授業に参加
させてもらっています。

私は自分の経験を思い出すことで
いじめるつもりでは無かったけど
結果的にいじめに繋がっていた事
に気づくことが出来ました。

子供はデリケートで未熟です。
友達関係でつまづいたりもします。
そんな子供たちのありのままの
姿を受け入れ、見守ることの出来る
大人でありたいと思いました。

子供の頃のわたし、独りよがりで
意地悪でごめんなさい。
気づくことが出来て良かった。

うさぎ好きの彼女と今後、二人で
会うことはないけれど、同窓会で
再会できたら、そうですね…
心の中で謝ります。

縁joyの皆さま、私のストーリー
を的確に演じてくれて有難う。

プレイバックの良さは、自分を
客観視できる事にもありました!
素晴らしい気づきに感謝致します。